安楽死
「安楽死」は「尊厳死」と異なり、一般的には薬物などを注入することで死に至らせる行為のことを指します。「積極的安楽死」とも言います。(「尊厳死」を「消極的安楽死」ということもあります。)
筋萎縮性側索硬化症(ALS = Amyotrophic Lateral Sclerosis)という難病があり、発症するとほぼ確実に短期間(平均3.5年)のうちに死亡すると言われています。
筋肉を動かす神経が障害を受け、次第に手足が動かなくなり、のどの筋肉が動かなくなることで発音しにくくなり、食べ物・飲み物がのどを通らなくなり、そして呼吸ができなくなります。
しかし、体の感覚や視力・聴力は保たれます。緩慢に死に至るのは最も辛いことです。
2020年7月、ALS 患者の依頼を受けていわゆる「安楽死」させたとして、「嘱託殺人」の容疑で医師らが逮捕された事件がありました。我が国では「尊厳死」は認められているものの、「安楽死」は殺人罪に問われます。
安楽死の祈祷は「呪殺祈祷」の一種であり、呪いで人を殺すことは「不能犯」(の中でも「迷信犯」)とされ、誰も処罰されません。
安楽死を望んだあなたも、もし勧めた人がおられるならばその方も、もちろん私たちも、誰も処罰されないのです。
そして、確実に「死」に至るまで、責任をもってご祈祷させていただきます。
このような難病に苦しんでおられるケースのほか、精神的・経済的に追い詰められて将来が見通せないケース、あなたの「死」によって他の誰かを助けることができるケースなど、もし真剣に「死」を望んでおられる場合には一度 ご相談 ください。
状況を詳しくお伺いし、適切な方法や祈祷をアドバイスさせていただきます。
自殺は、どのような方法を用いても失敗の可能性が高く後遺症が残るなどし、以前に増して苦しみに耐えなければならない日々が待っています。
もちろん他殺は、その請負人が確実に殺人罪に問われますし、ちゃんと実行してくれる保証はありません。
当会では、あなたの事情は詳しくお伺いしますが、無理に生存を強要したり、慰めの言葉を投げるだけの無責任な対応はしません。
あなたが真剣に「死」と向き合っているか、その点だけを重視します。